ミュンヘンでアパートメント探し
1週間前にやっと自分のアパートメントに引っ越した。
それまではmixbという海外在住者用のウェブサイトで見つけた、日本に1ヶ月半、一時帰国していた方のお部屋を借りていた。
こちらのお部屋、場所は市の中心にとても近く、学校まではdoor to doorで15分くらいという好立地だった。
でも、非常に古いし汚いし。。で、あまり好きではなかった。
(クモの巣窟だったし、シャワーはカビに覆われていた。。)
借りていた1ヶ月半後にはすでに自分の部屋を借りなければいけないというプレッシャーは半端なかった。というのも、ミュンヘンは部屋を見つけるのが非常に難しいことで有名なのだ。
みんなインターネットで探すのだが、例えドイツ人でも20通くらいオーナーにメールを送っても、1、2通メールが返ってくれば良い方。
外国人の、しかもドイツ語ができない私には本当に難しい。(一応、何通かメールは返って来たが。)
需要が高いので値段も高く設定している場合が多い。元々、ドイツで一番Living costが高いミュンヘンで、さらに高く設定されていると、すごい金額になる。でも部屋が見つからないくらいなら支払う、という人もいるのだ。(香港と比べてしまうと安いのだけれど笑)
ということで、私の部屋探しも難航した。
そんな時、友達が「新聞に広告を出して見たらどう?」と提案してくれた。彼女の友達がそれで部屋を見つけたというのだ。
藁にもすがる思いでその友達に助けてもらい新聞に広告を出した。
広告を載せたのはMünchner Merkurという新聞。名前からも分かるが、ミュンヘンで多く読まれているらしい。
1ワード2€で広告を載せられる。部屋探しだけではなく、車や家具などを売りたい人も広告を載せているようだ。
私は年齢、日本から来たということ、性格、ドイツ語を学んでいること、またワンルームアパートメントを探しているということと、電話番号、メールアドレスを載せた。これで90€だった。
土曜日に2週間連続で載せてくれるということだった。
そして、いよいよ最初の土曜日。今時新聞など読む人がいるのだろうか。と不安だった。
しかし、朝の時点で既に2件の電話。
午後にもさらに電話が!1日で合計7件ほど来た。インターネットだと、何件もメールを送ってたった2件の返信だったのが、1日で7件も。
しかも、多くの人が日本人に好意的な人だった。
「日本に行ったことがあって、とても好き」とか、「日本に住んでいた」とか、そういった人も多かった。
香港でもそうだったが、日本人は「静か、きれい、問題を起こさない」ということで、テナントとして人気だ。香港でも私と中国人で同じ部屋を求めていたが、中国人の方が家賃の提示は高かったのに私を選んでもらった。
ドイツは日本から遠いし、どうなのだろうかと思っていたが、やはりこうした日本人に対する印象はドイツにもあった。電話をもらったところに見学に行くと「他の候補者がいるけれど、決めてくれるなら他の候補者は断る」と、どこでも言われた。
また新聞広告の良いところは、新聞を紙媒体で読んでいる年齢層は大体リタイアされた方など高齢層で、良い物件を持っていることが多いし、また家賃も安くしてくれるということだ。
若い人が投資目的で買った物件を借りるよりも、大家として余裕があるし、温かく迎えてくれる。
何よりも、こちらからメールを送って、メールの返信が来ないとやきもきするよりも、少しお金を出してでも広告を載せて、こちらに好意的な人の家を「選ぶ」ことができるのは大きい!インターネットのやり方では、選ぶことはできないのだ。この違いは本当に大きい。
ということで、私はミュンヘンでの部屋探しは新聞広告をオススメする。
ドイツ語が必須だが、現地に友達がいれば助けてもらいながらやってみるといい。
私も提案して助けてくれた友達には本当に感謝している。
広告に載せた電話番号も友達のもので、高齢層はドイツ語しかできないことが多いので、電話対応してくれた。優しすぎる友達。。
私の大家さんもとても素敵で優しい人で、観光業に従事していたからか、色々な情報をくれたりした。
契約を結んで、無事に鍵ゲット!!大家さんはめちゃくちゃ良い人で、お花とカードで迎えてくれました😊 pic.twitter.com/UIWER8jcIg
— Summarkay @🇭🇰→🇩🇪 (@rhykatie) September 13, 2018
こうしてテナントを迎えてくれる大家さんを探すのは難しいと思う!ありがたい。
これから、このアパートメントでどんな生活が待っているのだろう。
楽しみだ。