フランクフルト・マインツ
色々と予定が狂い、フランクフルトには結局5泊もしてしまった。
本当はウルムに行こうとしていたが、ホテルの支払いに問題が発生してしまったのと、ハイデルベルグにいる友人を訪ねることになったのでウルムには行きたくなくなった、という二つの理由がある。
まずは小さな町、マインツについての感想を書いていきたい。
マインツは、素敵な大聖堂を持つ古い町。
大聖堂は1000年以上の歴史があるようで、ローマ帝国時代の痕跡が見えるような気がした。
また、Dom Museumではその歴史を垣間見ることができる。この大聖堂も例に漏れず戦争で破壊されてしまったようだが、現在の姿の前の大聖堂の模型や、崩れてしまった際に残った壁や装飾などを見ることができる。
歴史を感じるのにはとても良いMuseumだったと思う。€5で入れる。(そして人がいないのでゆっくり見ることができる。)
広くはないし、展示物も多くはないが、見ておく価値はあると思う。
また、旧市街はメルヘンちっくな建物でいっぱいで、おとぎ話の中にいるような町だった。
平日だったのもあるかもしれないが、人も多くなく、ゆっくりできる町だった。
次はフランクフルトだ。
フランクフルトは大都会だった。現代的な高いビルをこんなに見たのはドイツに来てから初めてだった。
そんなフランクフルトにもちゃんと旧市街はある。
大聖堂もあるが、少し規模は小さい。Domの上に登れるらしいが、どこが入り口か分からず登らなかった。
あとはゲーテハウスにも行って来た。ゲーテが生まれ育った家が復元されている。(本物は戦争によって破壊されたよう)
残念ながら、今回はゲーテが詩を書いていたとされる部屋は見ることができなかった。
ゲーテは少し思い入れのある詩人だ。
高校の時に私は合唱をしていたのだが、高校卒業の集大成として同級生と歌ったのが「野ばら」だった。
それ以来、同級生たちとは自分たちのグループのことを「野ばら」と呼んでいる。
そんな思い入れのある曲の詩を書いたのは、ゲーテなのだ。彼の歴史に触れられたのは、嬉しかった。
さて、フランクフルトはこんなところだろう。大都会なので何不自由なく過ごせたのだが、「文化に触れる」ということはあまりできなかったように思う。
また何しろ非常に暑く、マインツに行った日は36度で、水を飲んではいたが熱中症っぽくなってしまった。
その時泊まっていたアパートメントが築120年の古い建物で、素敵な部屋ではあったが冷房がなく、死ぬ思いだった。
そこで、フランクフルトに延泊が決まった瞬間、冷房のあるホテルを探し、そちらに移動したのだった。。冷房って快適。ホント、快適。